北日本旅行記② ~第一部・北海道編Ⓑ~
8/24(4日目)
特急「宗谷」
今日は一路稚内まで飛びます pic.twitter.com/5C8tz9pBfq
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月23日
3泊4日お世話になったホテルを飛び出し、特急宗谷号で一気に稚内へ。使用している車両が古めのため座席はちょっとアレだったのですが、それでも十分快適な5時間10分でした。ちなみに、同じ時間で新幹線ならば鹿児島中央から名古屋や新大阪から盛岡まで移動することができます。そういえば、「4時間の壁*1」なんて用語もありますが、新千歳~稚内便とJR北海道、どちらが優勢なんでしょうね?
もはやデブ活とかいう次元ではない pic.twitter.com/z34MdnSBlv
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月24日
朝早くに札幌を出たはずが稚内に着くころには昼過ぎ。取り敢えず腹ごしらえを…と入った店の目玉商品がこの巨大バーガーで、ビッグマック3~4個分のインパクトがありました。観光バスの出発時間に間に合うか不安でしたが、本体が美味しい&味変要素たっぷりだったおかげで難なく完食。余裕をもってバスに乗り込みました。
稚内観光
稚内市北方記念館より、市中心部を望む pic.twitter.com/brtV8QwERv
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月24日
観光バス最初の行き先は稚内市北方記念館。市中心部から西に離れた、小高い丘の上にある展望台付き博物館といった佇まいで、稚内市の発展や樺太の探検・開拓の歴史を学べました。画像は展望台から稚内市を一望したものです。
もっと速いのが撮れました pic.twitter.com/BE4JQWhyVa
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月24日
北方記念館を発ち、宗谷岬へ向かいます。オホーツク海沿岸のこの辺りは年中風が強いらしく、風力発電機が丘の上や海沿いにずらっと並んでいました。
宗谷岬と野寒布岬
流氷溶けて 春風吹いて
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ハマナス揺れる 宗谷の岬 pic.twitter.com/nU5hW77E2C
バスに揺られること約1時間、ついに本土最北端の地・宗谷岬に到着。ツイートは歌謡曲『宗谷岬』の歌詞で、近くの石碑に3番まですべて彫られていました。常時強い風が吹いていて、風力発電にもってこいの土地であることを実感しました。
野寒布岬にて、イルカの像と利尻富士 pic.twitter.com/xqKKzXbh2p
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月24日
宗谷岬を後にし、今度は稚内市の左上に位置する野寒布(ノシャップ)岬へ。ちなみに、よく似た名前の納沙布(ノサップ)岬は根室にあり、本土最東端の地として有名です。ここに着くころには日没時間が近づいており、きれいな夕焼けを観ることができました。流石Google Mapに「夕日を眺める景勝地」と書かれているだけのことはありますね。
観光バスでの4時間はあっという間に過ぎ、駅前に帰還。この日泊まった宿には扇風機しかありませんでしたが、それでも汗をかかない程度には涼しかったです。
8/25(5日目)
出港と受難
早朝から利尻島へ行くフェリーに乗ります。この島の造りは大変分かりやすく、利尻富士を中央にほぼ円形の島が形成され、その沿岸部に道路と集落が存在しています。という訳で、前もって調べておいたレンタサイクルで島を一周するつもりだったのですが…。
クロスバイクを借りられると思ってたらママチャリしかないとか言われてキレかけましたが、なんとか利尻の景勝地が一つオタドマリ沼まで来ました pic.twitter.com/5YFQuT3PCU
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月25日
なんと朝一の便で来たにもかかわらずマウンテンバイク(ツイートデではクロスと勘違いしています)が売り切れ(というか修理中)とのことで、今更引き返したりバスに頼るわけにもいかず仕方なくママチャリをレンタル。幸い、3段変速がついていたおかげで多少は楽に登坂できました*2。沓形港(12時)を出発し、左手に見える海の景色を楽しみつつひたすら漕ぎ続けること90分、一つ目の目的地・オタトマリ沼(5時)に到着。あいにくの傘雲で利尻富士の天辺は見えませんでしたが、雄大な自然*3に感動していました。近くの売店で買ったはまなすソフトで火照った体を冷やし、サイクリングを続けます。
非常に冷たくて、非常に美味しい pic.twitter.com/fNtOnZpg5Y
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相変わらず急な坂だらけで体力をゴリゴリ削られましたが、40分ほど走ったところで麗峰湧水(7時)を飲んで被って回復。名前の通り利尻山からの雪解け水を引いているらしく、氷水のような冷たさでした。
通り雨
死にそうな脚に鞭打ってさらに走ること約50分、利尻島で2番目の街・沓形(9時)に到着。計画通り昼直前に到着し、名産である利尻昆布からふんだんに出汁を取って作るという醤油ラーメンをいただきます。この時、当初の計画から遅延していないにもかかわらず頭の中はフェリーの時間でいっぱいだったせいで、十全に味を楽しめなかったのが心残りではあります。それを差し引いても美味しかったですが…。
「利尻らーめん味楽本店」で焼き醤油らーめんをいただく 利尻昆布から出汁を取っているらしく、非常に美味 pic.twitter.com/hFFyNC0jK7
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さて、エネルギーを補充したところで再び走り始めます。これまでと比べると坂も少なめで気楽*4に進んでいたのですが、11時のあたりで通り雨に遭い全身びしょ濡れに。幸い10分ほどで過ぎ去ってくれたので遅れは出ませんでしたが、これが地味に尾を引くことになります。
苦節5時間、なんとか間に合いました pic.twitter.com/v5fjuLJgB9
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帰札
フェリーの出港は14:25だったのですが、1時間ほどの余裕を残して鴛泊港に帰還。こんなことならもっとゆっくりラーメンを味わっておくべきだった…と若干後悔しつつ、近くの直売所で土産を買ってから乗船手続きをします。高々50kmといっても、坂だらけの道をママチャリでサイクリングするのはハードで、船の中ではぐっすり眠りこんでしまいました。
さらば稚内、またいつの日か来よう pic.twitter.com/sbei5zQ5lX
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稚内港から駅まで移動し、カフェで17:46発の宗谷号を待ちます。この頃から札幌に着くまで結構体が熱くなっていて、すわク感か⁈と戦々恐々でしたが、一晩寝たら治りましたね。どう考えても雨で濡れた体を拭かず(拭けず)にフェリーで寝ていたのが原因です本当にありがとうございました。
北の大地ではGPSが役に立たないので、列車の速度を概算するためにメトロノームアプリを使ってます pic.twitter.com/GbvXlXm7JN
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月25日
普通列車の遅延のあおりを受け、約13分遅れて札幌に到着。ホテルに着いたのは23:30頃でした。上のツイートですが、大体のロングレールでない路線は25mごとに通過音がするので、その間隔を測れば大体の速さが分かります。秒速25m=時速90kmなので、(列車の速さ)=1.5*(BPM)という関係式が成り立ちますね。例えば、上の画像では(速さ)=1.5*(BPM)=1.5*80=120km/hといった具合です。
北日本旅行記③ ~第一部・北海道編©~ に続きます。次の記事で北海道編は最後になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。