北日本旅行記① ~第一部・北海道編Ⓐ~
いよいよ旅の仔細を綴っていきます。この旅行の発端については前回の記事をご覧ください。
8/21(1日目)
関西脱出
如何に乗り鉄といえども、大阪から北海道まで鉄路のみで行くのは骨が折れ*1ます。今回はPeachにお世話になりました。6時前に家を出たのに気温はすでに30℃を超え、最寄駅に着くころには汗ばんでいましたね。
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月20日
Peachといえば、乗客がCAに危害を加えたとかで関空行きの便が新潟に緊急着陸した事件は記憶に新しいですが、私の搭乗した便は(当たり前ですが)トラブルは一切なく新千歳に到着しました。座席も下が空いてるおかげで足を伸ばせて別段きついということはなかったです。
小樽観光
涼しすぎワロタ pic.twitter.com/XfaKDGiHll
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月21日
はい。『雪国』のようにはいきませんが、飛行機を降りるとそこには「秋」がいました。単純なのでこの時点で私のテンションはMAXです。受託手荷物を受け取り、券売機で前もって予約しておいた快速エアポートの指定席券を発行します。特急普通車よりも広いくらいの座席を小樽までじっくり堪能しました。
このアングルで分岐器観察できるの最高 pic.twitter.com/o3y6whigVF
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月21日
昼食をとって小樽市総合博物館に向かいます。普通ならバスを利用するところですが、折角なので旧手宮線跡を歩いていきます。路線としては1985年に廃止されていますが、その当時の配線をほぼ維持したまま現在まで残されており、安全に鉄骨渡り*2をしたり線路に侵入するDQNのふりをしたりと非常に楽しい場所ですよ。
小樽総合博物館、鉄道建設の視点から北海道の開拓史を学べて中々良かったです pic.twitter.com/oGSG64O5Dc
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月21日
総合といいつつ中々鉄分多めの博物館で、鉄道黎明期の様子を窺い知ることができました。画像の『鐡道競争すごろく』は桃鉄の原型のようで非常に興味深かったです。Twitterにこそ上げませんでしたが、国鉄型車両も多数展示されていたのでお好きな方は是非。SL体験乗車はク感のせいで叶いませんでした…無念。
札幌ラーメン
し ん し ん デ ィ ナ ー
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月21日
ELCASの同期といっしょ pic.twitter.com/hEqDRC7bRO
かれこれ3時間ほど展示を楽しんだのち、札幌に戻って知り合いの北大生と合流。代理購入してもらっていた「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を受け取るついでに、一押しのラーメン屋を紹介してもらいました。王道を往く味噌ラーメンで、非常に濃厚で非常に美味しかったです。やや高め(900円)ですが、札幌にお越しの際は試してみてください。
この綺麗な部屋に朝食バイキングまでついて、3泊3800円は価格破壊が過ぎる pic.twitter.com/FiB2uUH1pY
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
知り合いと別れ、3日間お世話になる「コンフォートホテル 札幌すすきの」へ。ぶっちゃけ今回の旅行でこのホテルの部屋が一番良かったです。その上朝食までついてきて「この神は?」ってなりましたね。ちなみに、ここともう一つのホテルでサッポロ夏割キャンペーンとかいう頭の悪い(誉め言葉)システムが炸裂したおかげで、5泊の合計が5800円(割引額25000円)という訳の分からない状況になりました。
8/22(2日目)
異邦人としての感傷(干渉?)
2日目は室蘭観光をしようとまでは決めていたのですが、都合の良い特急が7:30発の次は11:20発までなく迷っていました。…が、前日寝不足気味だったこともありおとなしく惰眠を貪ることに決定しました。
地下鉄など市民の足にstrangerとして乗れば、あやしうこそものぐるほしけれ。
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
ところで、私は旅行先の地元民の足(特急とかではなく)を使うとき、よく「ああ、一生でこの人たちと同じ空間にいるのは今だけなんだろうな、もう二度と交わることはないんだろうな、同じ日本に住んでいるというのに」といった感傷に浸るのですが、皆さんはどうですか?
特急「すずらん」
北海道2日目は室蘭です(色々隠れてなかったので再投稿) pic.twitter.com/SWaNeYU3rm
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
感傷もほどほどに、札幌駅で指定席券を発行してもらいます。この列車の指定席は「uシート」といって自由席より少しハイグレードになっており、ヘッドレスト(枕)やコンセントがついて快適な1時間半でした。
突如現れたデゴイチ&工具アート&白鳥大橋 pic.twitter.com/MRUEJeUEBZ
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
駅に着くまで現地での計画を決めるのを忘れていたので、バス時刻表の回収も兼ねて取り敢えず観光案内所へ。旧室蘭駅を改築したとかで、横の広場にD51が保存されていました。20分ほどバスに乗って「道の駅 みたら室蘭」に到着。4枚目の写真はそこで撮ったものです。
昼食はいずれも室蘭名物のカレーラーメン・やきとり(大嘘)(←とりと言いながら豚肉を使っている)です
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
デザートはうずら卵を使ったソフト pic.twitter.com/007A9pFfrc
私は海鮮系がてんでダメで、そのせいで多くの観光地で悲しい思いをすることになる*3のですが、ここ室蘭はそんな私にも優しい土地でした。戦時中このあたりで養豚が奨励されたことが、豚肉なのにやき「とり」を名乗る一因のようですね。
室蘭八景
室蘭八景が一つ「金屏風」 pic.twitter.com/HOaGSeoiH0
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
道の駅を後にし、今度は40分ほどバスに揺られて「室蘭八景」の一つ「地球岬」を目指します。最寄りのバス停から1.5km程の急坂が続き、涼しい(24℃)のにも拘らず汗が噴き出してきました。上はその道中にあった「金屏風」です。朝日が当たると金色に輝くらしいのですが、生憎夕方だったためただのいい感じの岩でした。
室蘭観光の最後は同じく八景が一つ地球岬でした
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
まさに一面に広がる青 pic.twitter.com/tTZJbuZYGK
金屏風を後にし、更に登っていよいよ目的地の地球岬へ。ここは室蘭半島の南端に位置していて、天気が良いと渡島半島が肉眼で見えるらしいです。実際、(写真ではわかりにくいですが)1枚目の右奥に山のようなものがあります。夕日が海に反射して、アニメの一場面を切り取ったような風景でした。
ABC176
北の大地からABC参加するよ〜ん pic.twitter.com/iDTaRXp9ha
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月22日
ホテルに戻ってからはこんなこともしていました。結果はレート-10でした。
8/23(3日目)
札幌市時計台
残念スポットとして名高い札幌市時計台 pic.twitter.com/kSQJXsgPZn
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月23日
3日目は虚無を生成していました。より正確に言うと、地下鉄や室蘭本線の乗りつぶしをしていただけで、これといった観光地に行かなかったんですね。時計台ですが、建物内部の展示は結構充実していたので、「残念名所」は少々言い過ぎな気もします。
室蘭本線乗りつぶし
室蘭本線の一番面倒な部分(岩見沢〜苫小牧)をしばきに行く pic.twitter.com/QR8kRncckg
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月23日
札幌から特急「ライラック」に一駅乗って岩見沢へ。ここから北海道に来て初めての気動車に乗ります。同じローカル線でも、北海道は遠くまで視界が開けているのが特徴的ですね。
どんなときも 私らしく
— МЦБР (@Pajrango) 2020年8月21日
smiling 過ごしたいな
梢からは木漏れ日 エメラルドGarden
こんな時間 大切だね
一人の tea break
いつのまにか 気持ちリニューアル
私が私でいるための lilac time pic.twitter.com/Dtqe1EgKeS
ライラックといえば、これは初日札幌駅でたまたま停車していたライラック号とデレステAR機能を用いて相葉夕美(ソロ曲の曲名が『lilac time』)を一緒に収めた写真なんですが、あんまりウケなかったのでここで供養しておきます。
もいわ山ロープウェイ
札幌に帰ってきてから乗る予定だったのですが、ク感&乗車無料キャンペーンにより入場制限がかかり、あえなく撤退。この後も札幌にいる間はチャレンジしたのですが、とうとう乗ることは叶いませんでした。来年こそは乗ってみたいですね。
北日本旅行記② ~第一部・北海道編Ⓑ~ に続きます。長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。